2016年 05月 01日
年配の方への贈り物に「お箸」を選んだ理由
お仕事でお世話になった方が退職されることになりました。
私のトンでもない失敗にも、根気強く付き合ってくださった方です。
みんなで「お疲れ様」の記念品は贈りますが
それとは別で、私個人からも送りたい。
そこで、ここ数週間悩んだ結果「お箸」を選びました。
若狭塗りのお箸です。
お箸なんて100均でも購入できますが
あえて、お箸にしたのは、いくつかの理由があります。
理由1:毎日使うものだから良いものを
以前出会った、こちらのブログ
リンク:「箸はいいものを買うべき」と思い知らされた「すごい箸」の体験
「すごい箸」とは職人さんが普通に作ったお箸のことで
何も特別なものじゃない(だから値段もトンでもなく高いわけじゃない)のです。
とはいえ、お箸に1000円は、私には高いな~と感じてしまう。
自分で、なかなか買えないものだから、あえて贈り物にしたかったのです。
理由2:せっかくなら使って欲しい
私も人から贈り物をいただくことがあります。
みなさん、よく考えてくださっていますよね。
高価だと貰う方も恐縮だから、高価すぎず。
そして実用的に。
となるとタオルハンカチとか。
有難いです。タオルハンカチ。毎日使いますから。
でも、気がついたら結構新品が貯まってるんです。使わないままに・・・
みんなから、よく貰うものって、使ってもらえないかも。
ならば毎日、必ず使って、他の人があまり選ばなくて
そして年に1度くらい新調する箸ならば使ってもらえると思えたからです。
喜んでもらえるかは、この後のお楽しみですが
きっと使っていただけると思っています。
若狭塗箸といえば・・・
貫地谷しほりさん主演のNHK朝ドラ「ちりとてちん」で
主人公が大好きなお爺ちゃんが、若狭塗箸の職人さんでしたね。
貝殻などを下地に、その上に何層もの漆を塗り、そこを丁寧に磨くことで美しい若狭塗箸が出来る。
人から見たらゴミの様な出来事でも、経験を何度も繰り返して、磨くと美しい人になる
そんなセリフが、お爺ちゃんから語られたのが、いまでも印象的です。
私もゴミみたいな経験は、いっぱいあるし
あとはそれを磨くだけ。
がんばらなくちゃね。